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れいこん通信

れいこん通信No10 末病を治す

19年08月22日

2018年10月のれいこん通信は「末病を治す」についてです。

今から二千年前に書かれた漢方の書物に、「上工は未病を治す」という言葉があります。これは治療に秀でた医師は、目の前の患者の漢方的な体質を考慮して、次に起こる病態を予想し、その予想に基づいて次の手を打つことにより、未然に発生を防止するということです。これは現代医学の予防医学とは異なり、予想医学といえるでしょう。

私も少しでも「未病」を治せるようにと勉強してきましたが、まだまだ奥が深くて道半ばというところです。
しかし、みなさんに少しでも病気を未然に防ぐための自己努力をしていただければと、いろいろと情報発信をしてきました。でも、やはり身近に体の異常や苦痛を感じないとなかなか改善しないのが人というものだと、実感させていただきました。
そこで、独断と偏見で病気や症状の発症する要因を各病気ごとに作ることにしました。それは、漢方的な考えに基づいて現代医学的考えや、最先端科学、そして公にはされていない情報や現代科学では認められていない情報などを総合的にまとめたものです。参考にしていただければ幸いです。
一つ言えることは、ガンや糖尿病に高血圧症などの生活習慣病、そしてリウマチやアトピー性皮膚炎などの免疫不全症候群など難治とされる病気は、現代医学で発症が確認された時点ではすでに根治することは難しい状態にあるのです。現代医学は治すのではなく、薬で抑えてコントロールすることしかできないことをしっかり認識してください。

百聞は一見に如かずで、まずは急速に増えている女性の乳ガンについて見てみましょう。現在乳ガンになる方は女性の17人に1人だと言われています。
さらにその3割が亡くなり、年間で1万人以上の方が亡くなっているのです。食の欧米化、特に肉類の摂取が増えたことや、出産の高齢化などが原因だと言われていますが、まだよくわかっていないのが現状です。原因がよくわからないのにいくら早期発見し手術をしても、再発する可能性は十分に残っているのです。私なりにいろいろ調べた結果、下記の10項目に該当する項目が4つ以上恒常的にある方が乳ガンになりやすいようです。

①肉を良く食べる人。週に2~3回以上。特に牛肉(アメリカ産)。
②冷たい飲み物や食べ物を冬場でも良く摂る人。
③マーガリンやマヨネーズ、揚げ物を週に3~4回以上食べる人。
④夏場、冷房を強くかけて寝る人。特に朝まで。
⑤生理が乱れやすく、生理痛も強い人。
⑥甘い物を良く食べて、お米をあまり食べない人。
⑦野菜が不足気味で、さらに和の発酵食品も不足している人。
⑧運動不足で、十分な筋肉が養われていない人。
⑨携帯電話やスマホを1日何時間も使っている人。
⑩シャワーばかりで、しっかり入浴していない人。

これらの項目は、ガン発症の三大要因、「低体温」、「ブドウ糖の過剰摂取」、「低酸素」を具体的に表したものです。さらに成長ホルモンや遺伝子組換えのトウモロコシで育った牛の肉や、発ガン性が指摘されているマーガリンやサラダ油の摂取、そして遺伝子を傷つける電磁波の被ばくなどを網羅しました。10代、20代からこのような状態が続けば、30代後半から40代にかけて乳ガンが発症するのは必然と言えるでしょう。みなさんはどこまで信用されますか。

 

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