漢方コラム

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症状別対処法

過敏性腸症候群を起こす要因

19年08月21日

1)一つのことが気になると、四六時中考えてしまう人。
2)先々のことをいつも考えて、心配してしまう人。
3)とても悲観的で、マイナス面ばかりを見てしまう人。
4)冷たい物をいつも摂っている人。
5)自分に自信がなく、いつも「ごめんなさい」といっている人。
6)緊張しやすく、うまくリラックスができない人。
7)抗生物質や人工甘味料をよく飲む人。
8)いつもトイレのことばかり考えている人。
9)下半身がいつも冷えている人。

 

上記の項目で5項目以上該当する人は、過敏性腸症候群にかかりやすいのです。

 

過敏性腸症候群はほぼ100%ストレスによるものです。

心配事や不安を強く思うと腸は萎縮して、

その働きをしっかり果たすことができなくなり、下痢をするのです。

特に大腸は水分の再吸収をしているので、それができないと下痢をするのです。

 

過敏性腸症候群はストレスに起因しているので、

いかにストレスを少なくするかが改善の決め手になります。

しかし、なかなかストレスをなくすことは難しいことで、

その人の考え方を変えていかないと根本的にはよくなりません。

考え方を変えることは難しいのですが、まず感謝の心を持つことです。

すべてに対していつも「ありがとう」をいうように心がけるとよいでしょう。

そして自分のことばかり考えるのではなく、周りの人が喜んでくれるようなことを

考えるようにしましょう。ささいなことでよいのです。

できることを考えるのです。この二つをつづけていくと、

だんだんと考え方が変わり、前向きな考え方になっていくでしょう。

 

漢方では急な腹痛や下痢を緩和するのに、救心感応丸氣(きゅうしんかんおうがんき)を使います。

そして日頃から弱った腸を元気づけるために、

パナパール(朝鮮人参を始めとした十数種類の生薬を配合した漢方薬)を使います。

時間はかかりますが、ちゃんと良くなることを信じることが大切です。

 

腸は心の鏡です。心が安定すれば腸も安定し、下痢もおさまります。

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