1)いつも心をおだやかにして、感謝と謙虚な気持ちを持つ。
2)先々のことばかり考えないで、今できることを一生懸命考える。
3)人に喜んでもらえることを、いつも考えるようにする。
4)自分の考えを強く持たないようにし、川の流れに身をまかせる。
5)一般的な常識にあまりとらわれず、心の感じることを信じる。
6)毎日いかに楽しく過ごすかを考える。
7)苦しい時はじたばたせず、やりすごすようにする。
8)人とのふれ合いを大切にし、いつも相手のことを考えてあげる。
9)人はやがて死ぬということを、しっかり認識するようにする。
以上のことを実践していけば、心と体は調和して、大病になることはないでしょう。
人は必ず病気になります。身近なカゼからガンまでいろいろな病気があります。
今の医療で根治できる病気はほとんどありません。なぜなら、本当の原因がわかっていないからです。
人の体は目に見えるものだけではないのです。目に見えない部分の方がとても大切なのです。
人の心と体を動かすのはエネルギーです。漢方では「氣」と呼んでいます。
この氣なるエネルギーが、いろいろな要因によって正常にめぐらなくなった状態が病気なのです。
すべての病気はエネルギーの乱れから生じます。したがっていくら化学的な薬を飲んでも、このエネルギーの乱れが改善しないと、本当の意味で良くならないのです。
エネルギーは感情にとても左右されます。特に怒りと不安に。怒りは肝臓を、不安は腎臓のエネルギー状態を乱し、やがて他の臓器に影響していくのです。
むかしから「肝腎要」と言います。肝臓と腎臓の乱れが、血の流れや水の流れを乱して大きな病気になっていくのです。そのことをしっかり認識しないと、病気は治りません。
怒りと不安な心にならないようにするための方法が上記に書いたものです。できる所から実践していくとよいでしょう。
漢方では心を安定させる救心感応丸氣(きゅうしんかんおうがんき)とエネルギーを調える薬、紫華栄(シカロン)を使います。